
2029年開業を目指す大阪のIR施設、話題沸騰!
大阪府市が誘致を進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の区域整備計画が、政府によって認定される方向で最終調整が進んでいます。予定地は大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)に位置し、大阪・関西万博の会場も兼ねています。敷地面積は約49万平方メートルで、甲子園球場約13個分に相当します。この広大な敷地には、カジノをはじめ、大規模な国際会議場や各種エンターテインメント施設が設置される予定です。整備計画によると、敷地は4つのゾーンに分かれており、「結びの庭」ゾーンというオープンスペースを中心に、「関西ゲートウェイ」、「イノベーション」、「ウォーターフロント」の各ゾーンが配置されます。特に、カジノは新設される地下鉄駅近くの関西ゲートウェイゾーンに整備される予定で、約470台のテーブルゲームと約6,400台のスロットマシンが設置されます。運営は、米ラスベガスやマカオでIRを手がける「MGMリゾーツ・インターナショナル」が担当します。カジノはたった3%!その他の魅力的な施設に注目!
カジノは日本人の入場料が6,000円、訪日外国人客(インバウンド)は無料で利用できるようになりますが、20歳未満の入場は禁止されます。さらに、IR施設全体の総床面積に占めるカジノの割合はわずか3%にすぎません。その他の施設として、国内有数の規模を誇るホテルや、首脳級会合にも対応可能な国際会議場、2万平方メートルの展示場を備えたMICE(マイス)施設が設置されます。開業3年目には、来訪者数が約1,987万人に達すると予想されており、その内訳は海外からの観光客が約629万人、国内からの観光客が約1,358万人と見込まれています。また、2029年の秋から冬にかけての開業を目指し、年間約2,000万人の来場者を見込んでいます。政府はこれまで、有識者らによる会議で審査を続けてきましたが、近くIR推進本部を開いて正式に決定する方向で最終調整を行っています。このIR整備計画は、地域経済の活性化や観光振興を期待されており、大阪府と大阪市が提案している整備計画を認定することで、国内外から多くの観光客が訪れることが予想されます。一方で、大阪とともにIR誘致を目指していた長崎については、今回は判断を見送り審査を継続する方針です。今後の審査結果次第では、長崎にもカジノを含むIR施設の建設が実現する可能性があります。大阪湾の夢洲に建設される予定のIR施設は、その規模と多様な施設により、国内外から多くの観光客が訪れることが期待されています。2029年の開業を目指す大阪のIR施設は、地域経済の活性化に大きく寄与し、日本の観光産業に新たな活力をもたらすでしょう。