テニス

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テニスの紹介

男女問わず、数多くの日本選手が国際大会で活躍するスポーツであるテニスは、たくさんの日本人に愛されています。

テニスの試合は1対1のシングルスと2対2のダブルスとがあり、どちらも2組でネットを挟んでボールを打ち合うのが基本のやり方です。

ネットを超えて相手側のコート内に落ちるように、ラケットでボールを打ちます。返球の時は、相手からのボールが地面に2回着くまでに打ちます。

どちらかがミスすれば、得点となります。試合進行のルールはやや特殊であり、まず、試合の得点をポイントとして数えます。

「0(ラブ)・15(フィフティー)・30(サーティー)・40(フォーティー)・ゲーム」と数えていき、先に4ポイントを取ったほうが1ゲームを獲得します。

しかし、両方が3ポイントずつ獲得した場合は「デュース」となり、先に連続して2ポイントを取ったほうが、そのゲームを獲得します。

そして、どちらかが6ゲームを取った時点で、相手が4ゲーム以下なら、そのセットは勝ちとなります。「5-5」の場合は、連続して2ゲーム取れば、セット獲得です。「6-6」の場合は、「タイブレーク」という延長戦を行い、先に7ポイント取ったほうがセットを獲得できます。

1試合のセット数は試合によって異なりますが、一般的には3セットマッチと5セットマッチに分かれて、3セットマッチの場合は先に2セット、5セットマッチの場合は先に3セットを取ったほうが勝利となります。

テニスの歴史

発展

テニスの起源は紀元前にまで遡ることができます。一説には、古代エジプトのチニス(TINNIS)またはタミス(TAMIS)という町で行われた宗教的行為である球技が、テニスの始まりだという。

11世紀のフランスで考えられた「ジュ・ドゥ・ポーム」(掌のゲーム)が、現代のテニスの原型だと言われており、16世紀以降、フランス貴族の遊戯として定着しはじめました。

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この球技が流行していた理由には、イスラム教徒がエジプト時代同様に宗教的行為として行っていたものを、キリスト教徒が真似していた背景があると言われています。

18世紀から19世紀にかけて、テニスはヨーロッパで大流行し、多くのコートが建造されました。

1873年、ウォルター・クロプトン・ウィングフィールド少佐が、「スフェリスティキ」というスポーツを考案しました。ネットを挟み、ボールを打ち合うこの球技は、まさに現代テニスと同じものでした。

その後、1877年、イギリスのロンドンでは、ウィンブルドン選手権という、世界初のアマチュアテニス大会が開催されました。

日本への伝来は、明治時代、横浜、神戸などの外国人居留地に持ち込まれたのが始まりだとされています。

1890年代、ゴムボールによる軟式テニス(現ソフトテニス)が考案されると、忽ち全国各地の学校に広がりました。

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大会

現在のテニスで、とりたて人気が高く、注目を集めている4つの大会を合わせて、四大大会と呼びます。

四大大会は、以下の通りです。

・全豪オープン(Australian Open:1905~)

毎年1月にオーストラリアのメルボルンで開催されています。

・全仏オープン(Les Internationaux de France:1891~)

毎年5月から6月にかけて、フランスのパリで開催されています。

・全英オープン(The Championships:1877~)

通称ウィンブルドン。

毎年6月にイギリスのロンドンで開催されています。

・全米オープン(U.S.Open:1881~)

毎年8月から9月にかけて、アメリカのニューヨークで開催されています。

まとめ

テニスは、瞬発力とスタミナの両方を要するスポーツですが、幅広い世代に愛されていて、世界中のプレイ人口がとても多いスポーツの一つです。

日本のテニス界でも、大阪なおみ選手を始め、多くの選手が世界の舞台で活躍しているため、いつでも目が離せません。

自分でプレイするのも、試合を観戦するのも、どちらも必ず楽しめること間違いなしです。