メッツ入団で新たな一歩!

MLB公式サイトなど複数の現地メディアが、オリオールズからFAとなっていた藤浪晋太郎が今オフにメッツと契約合意したと報じました。契約内容は年俸335万ドル(約4億9580万円)で、85万ドル(約1億2580万円)の出来高払いも含まれています。

昨年、アスレチックスに加入しメジャーデビューを果たした藤浪は、先発では結果を残せず、7月にオリオールズにトレード移籍後はリリーフとして活躍。64試合に登板し、7勝8敗、防御率7.18の成績を残しました。

藤浪晋太郎、リリーフでの安定感と剛速球が注目!

メッツの地元メディア『METSMERIZED Online』は、藤浪のポテンシャルに高い評価を与えています。彼のオリオールズ在籍時の成績については「不安定な期間だったが、成功の兆しは見せつつも、プレーオフのロースターに名を連ねるほどの安定感を保つことはできなかった」と評しています。しかし、「29回2/3を投げ、奪三振32、与四球15、防御率4.85。さらに、42.9%のゴロ率と33.8%の空振り率は、フジナミが効果的なリリーバーとしての素質を備えていることを示している」と、昨年の数値を高く評価しました。

さらに、「彼の最大の魅力は球速である。2023年には56.6%の割合で速球を使い、平均球速は98.4マイル。速球の使用率が高いにもかかわらず、藤浪は25.5%の空振り率を記録しており、速球は高い使用率でも有効であることを示している」と、右腕のストレートに焦点を当てました。

メッツのリリーフ陣が昨年に100マイル以上を記録した投手が不在であり、球速が課題である中、最速102.6マイル(約165キロ)を記録した藤浪の剛速球が高く評価されたことが伺えます。